フォールディングクラスプを備えた明るい色のスティッチ入りブラウンレザー製ストラップも用意される。

 GMT機能を内蔵した一体型マニュファクチュールキャリバー「MT5652」を搭載

チューダーの2022年新作「ブラックベイ GMT S&G」は、ローカルタイムを表示すると同時に、さらにふたつの異なる時刻表示を可能にする、極めて機能的なマルチタイムゾーン機構を誇るウオッチだ。デイ＆ナイトを表現した2トーンの24時間目盛り付き回転ベゼルが存在感を放つ本作は、歴史ある時計機能を繊細な美しさで讃えている。

41ミリ径のステンレススチール＆イエローゴールド製ケースは、ポリッシュ＆サテン仕上げが施され、イエローゴールド製の両方向回転ベゼル、GMTモデルならではのブラック＆ブラウンのアルマイト加工ディスクを搭載している。ダイアル上には、1969年に登場したチューダーのダイバーズウオッチの象徴である「スノーフレーク」針が配され、ホームタイムを長い針が示し、ローカルタイム（現地時刻）は、短い針によって表示される。

3時位置の窓に表示される日付は、ローカルタイム用時針に連動しているため、時刻調整中にこの針を深夜0時に逆行させると、窓の数字が瞬時に前日にジャンプする仕組みだ。これは特殊かつ洗練された、着用者にとって実用的な機能である。さらに24時間目盛りをあしらった両方向回転ベゼルと24時間針を組み合わせて用いることで、第3時間帯までも把握することができる。アルマイト加工のベゼルディスクでは、明るい時間帯はブラウンに、また暗い時間帯はブラックのセクションに分けて、ゴールドの目盛りで表している。

 際立つネオヴィンテージな佇まい。新作「ブラックベイ GMT S&G」｜TUDOR

 際立つネオヴィンテージな佇まい。新作「ブラックベイ GMT S&G」｜TUDOR

 際立つネオヴィンテージな佇まい。新作「ブラックベイ GMT S&G」｜TUDOR

本作は、チューダー開発によるGMT機能を内蔵した一体型マニュファクチュールキャリバー「MT5652」を搭載している。後から付加するモジュールに頼るのではなく、新しい機能を組み込むことを開発時から想定した構造のマニュファクチュールムーブメントの採用は、チューダーの高度な技術開発プロセスを示すものだ。

堅牢性、耐久性、信頼性そして精度を兼ね備えたこのムーブメントは、2カ所で固定されたトラバーシングブリッジによって支持される可変慣性テンプを備えている。また非磁性のシリコンバランススプリングを備え、スイス公認クロノメーター認定を取得している。この認定では、ムーブメントの状態で日差が-4秒から+6秒を基準としているが、チューダーは腕時計として組みあげられた状態で日差が-2秒から+4秒という、より高い基準を達成している。その他の特筆すべき特徴は約70時間のパワーリザーブ。それは金曜日の夜に腕時計をはずし、月曜日の朝に身に着けたときに再びゼンマイを巻く必要がないことを意味する。

本作には、老舗の職人によって生み出されたベージュのセンターライン入りのブラックファブリック製ストラップが組み合わされているが、1950年代から60年代のモデルに着想を得たスチール＆イエローゴールド製リベットブレスレットも選択可能だ。これは、最新の製造方法を用いてソリッドリンクとレーザー加工されたリベット状ヘッドを統合させ、名高い階段構造のリンクとそれらを留めるために用いられたリベットのデザイン的な特徴を再現している。さらに、もうひとつの選択肢として、フォールディングクラスプを備えた明るい色のスティッチ入りブラウンレザー製ストラップも用意される。

他のブラックベイのモデルと同様、本作は1969年のカタログに登場したモデルにみられる「スノーフレーク」時針を始めとして、1950年代に製造されたチューダーの初期ダイバーズウオッチならではの特徴であるダイアルデザインや、プロテクターなしのリュウズといった要素を継承している。スーパーブランドコピー伝統を感じさせる佇まいに現代的な機械式時計の要素が混ざり合い、チューダーのダイバーズウオッチが持つ70年にせまる歴史を具現化し、現代によみがえらせたのである。そのネオビンテージといえるコンセプトに、製造技術や信頼性、堅牢性、精度が加わり、今日における真の実用時計としての存在感を示している。さらに、チューダーのこれまでの経験と類まれなる品質を生み出すためのノウハウの蓄積により、2020年1月1日以降に購入されたすべてのウオッチに、5年間の国際保証が適用されている。

関連リンク：http://jpkopishops.blog.shinobi.jp/