クロノグラフ秒針にはレッドラッカーが施され、鮮烈なアクセントになっていることも特徴だ。

 本モデルは、1960年代から1970年代にかけてホイヤーが製造していたストップウォッチにインスピレーションを得て開発された。ストップウォッチは当時、サーキットにおける最も信頼される計時機器として、首にかけたタイムキーパーの姿とともに記憶されている。

今回のモデルでは、そのレガシーを忠実に継承しつつ、現代的な解釈を加えることで、デザインと性能の両面でアップデートが図られた。

1969年に登場した初代「ホイヤー モナコ」は、世界初の角型自動巻クロノグラフとして時計界に大きな衝撃を与えた。左側に配されたリューズ、印象的なブルーダイヤル、そして大胆なケースデザインで、アイコニックなモデルとしてその名を確立したのだ。そして1971年に、映画『栄光のル・マン』でスティーブ・マックイーンが着用したことにより、モータースポーツと映画の両方で伝説的な存在となった。

新作「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ストップウォッチ」は、この歴史的モデルとホイヤーのヴィンテージストップウオッチの意匠を融合したタイムピースである。視認性と精度に重きを置いたデザインは、ブラック、ホワイト、レッドのカラーパレットによって際立っており、これは創業者ジャック・ホイヤーの機能美を追求した哲学に通じる。

ダイヤルは、シルバーオパーリンの下地にブラックの円形レイアウトになっており、鮮やかなコントラストによって極めて高い視認性を実現している。ダイヤル外周にはレッドのミニッツトラックが走り、スポーツクロノグラフとしての存在感を強調している。

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またサブダイヤルにはホワイトのマーカーと針が採用され、瞬時に時間が分かるようになっている。クロノグラフ秒針にはレッドラッカーが施され、鮮烈なアクセントになっていることも特徴だ。

ケースは軽量で耐久性に優れたチタンにブラックDLCコーティングが施されており、モダンな素材と伝統的なフォルムの融合が図られている。アイコニックな左リューズも健在で、「モナコ」ならではの特徴的なシルエットをより一層際立たせている。

ムーブメントは、自動巻クロノグラフムーブメント「キャリバー11」を搭載。1969年のオリジナル「モナコ」にも通じるメカニズムを継承しており、ヴィンテージのHEUERロゴがダイヤルにプリントされている点も、時計全体にヘリテージ感を与えている。




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