トロピカルダイヤルと相まって非常にオーラを感じる個体です。
ロレックスの黄金期を代表する“サブマリーナー”。その中でもデイト表示が付いた最初のモデルであるRef.1680です。
1960年代に誕生したその当時、精度と耐久性のバランスのとれた最高傑作と名高い自動巻きムーブメントCal.1570を搭載しています。Cal.1570は、その後約20年という長い期間スポーツロレックス全般に使用されることになります。
1970年以降の個体については、“Cal.1570”にリューズを引くと秒針が止まるハック機能がついて、秒単位で時刻を合わせることができます。
24時ちょうどになると日付が変わる「デイトジャスト機能」も搭載し、スクリュー式リューズは2段階式だったものが1970年代頃より3段階ロック式の“トリプルロックリューズ”に変わりました。
風防は現在のものと異なり、プラスチック製ですが300m防水に向上。防水性能、視認性を合わせて日常で使いやすいスポーツモデルに進化しています。
裏蓋・ケースサイドはポリッシュ加工、フェイス側はサテン仕上げと、あえて異なるデザインとなっており細部までこだわって作られています。
上記モデルのように、Ref.1680の中には“赤サブ”と呼ばれる個体があります。
少しわかりにくいですが、上記の写真のようにレタリングの違いによって“マークⅠ〜Ⅵ”まで分別されており、その製造期間は1967年頃〜1970年代前半の数年間ほどで、シリアル品番は“20”から始まり“45”までと考えられています。
ヴィンテージロレックスの中でも人気が高く、発売当時は166,000円ほどだったのが、現在では価格が高騰して10倍ほどの値段がつく個体もあります。
“赤サブ”というだけで非常に珍しいモデルですが、その中でも希少なマークⅡダイヤルです。更にこちらの個体は通称“トロピカルダイヤル”で、全体がバランスよくブラウンチェンジしており、非常に味わい深いダイヤルになっています。ここまで綺麗な色合いをした個体は珍しいです。
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ベゼルは全体的に綺麗に経年変化しており、トロピカルダイヤルと相まって非常にオーラを感じる個体です。
ムーブメントCal.1570を搭載、夜光部分はオールトリチウムとなっています。
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